京都・神戸間の本開業を見る

2011.12.31

明治一〇年二月に京都・神戸間の本開業を見るけれど、その年の暮れ、一月一日には、大阪・京都間に設定の八往復の旅客列車のうち二往復を途中、高槻のみ停車にしたと伝えられている。ただ、全体の本数からして、右の二往復が高槻で他の列車を違い抜いたとは到底考えられない。話を関東に戻せば、新橋・横浜間鉄道は、明治一四(一八八一)年五月七日に早くも全線の複線化を終え、翌一五年三月一六日には、途中の停車駅(停車ステーション?)を品川と神奈川の二つに絞った急行系列車二往復が運転を始める。

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この列車、急いで行くことから、正式に「急行」の名が与えられたという(急行料金の徴収はなかったゆえ、今のJRでいえば「快速」のような列車)。ただし、通常の旅客列車よりも八分速い程度のものだったので、途中での他の列車の違い越しなど、やはりあろうはずがない。まだまだ「緩急無関係型」なのである。