ディーゼル車両が、排気ガスやエンジン音などの短所ゆえ、それに代わる車両の開発が複数試みられている。ハイブリッド車両に関しても、JR北海道では、モーターアシスト式ハイブリッド車両という、小海線の車両とは異なるシステムのハイブリッド車両を開発したと報じられた。まだ試験段階だが、いずれ乗れるチャンスが訪れるかもしれない。スウェーデンでは、バイオガスを動力とする車両が走っている。バイオガスとは、落ち葉や家畜の糞など生物体に関連する有機物を発酵させて得られる可燃ガスのことで、地球温暖化抑制に貢献すると注目されている。
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これらは、ディーゼルの短所を補う車両で、非電化区間を走行するものだが、電車そのものを架線の張られていない非電化区間へ乗り入れる試みもある。ニッケル水素電池で動く次世代型低床路面電車SWIMO(スイモ、川崎重工業が開発)やリチウムイオン電池を使用したバッテリーで走行する「ハイー・ドラム」(鉄道総合技術研究所が開発)が相次いで発表され、札幌市電で試運転が行われた。駅など架線のあるところで充電し、その後、架線のない区間はパンタグラフを降ろして走行するようだ。今後の動向か注目される。また、鉄道車両のイメージを全く変えてしまったものとしては、JR北海道が開発したDMV(デュアルーモードーヴィークル)がある。形はマイクロバスそのもので、線路と道路の両方を走ることができる画期的なものである。これは、二〇〇七年に釧網本線浜小清水〜藻琴間で実際に乗客を乗せての試験的営業運行が、かなりの長期にわたって行われた。機会があれば体験乗車してみたい車両だ。かように技術の進歩と地球温暖化抑制などの観点から、鉄道車両にも想像もつかなかったタイプのものか登場しつつある。こうした車両にいち早く乗ってみるのも、旅の楽しみのひとつとなろう。晩秋の京都を彩る紅葉。それを電車に乗ったまま楽しめる場所があると言うので、出かけてみた。それも、鑑賞を存分に楽しめるよう工夫を凝らした車両だと言う。ひと味変おった紅葉の旅を紹介しよう。その路線は、叡山電鉄。京都市街の北東部に位置する出町柳を起点とし、比叡山のふもとである八瀬比叡山口と鞍馬へ至る二つの路線を持つマイナーな鉄道だ。